日記

初めてここに綴る内容は、とても悩んだけど

何か特別な出来事ではなくて、私の日常を書くことにした。

五時。起きたらまず洗顔などで軽く身支度を整え、早速図書館の掃除を始める。図書スペースだけでなく、私の部屋と、二人の部屋も掃除する(彼らの部屋は時間がかかる)。図書館を囲む植物に水を与え、それが終わる頃には、たいてい40分が経過している。

大きな本棚の一部から、読みかけの本を引き抜いて、カウンター、天気がいい日は窓際で本を読み始める。名の知れた文豪の名作から読破したらいいと言われたので、ドストエフスキーやツルゲーネフなど。彼らの趣味らしく、図書館には少し古い本が揃っていた。

六時半になったら一旦読書を区切り、私と彼らのために、1杯のコーヒーと、2杯の紅茶を入れる。カップは、カウンター奥の食器棚から持ってくる。紅茶に関しては、彼らはいろんなフレーバーを飲み比べるのが好きらしいので、異なるフレーバーのストックがあった。出来上がったものを、コーヒー、紅茶、紅茶の順でカウンターに並べて、私は真ん中の席に座り、紅茶を飲みながら読書を再開する。

それから何時間本を読み続けるのか、曖昧。

仕事があるのか、学校に行くのか。彼がここに迎えに来るのか、私が彼の元に行くのか。

私は姿が見えなくなるけど、きっと、一日中本を読んでいることはない。本を買いに街に降りたり、外で運動をしたり、変化は必要だと思う。それは、これからゆっくり決めていけばいいよ。

あたりは暗くなって、気がつけば、私はまた図書館にいる。

図書スペースの明かりをつけて、朝のようにカウンター席に座って本を読んでいる。紅茶は、私の分だけ淹れた。夕食は軽く済ませてある。というのも、私が食事をしている風景は面白みがないので、省略してしまう。もともと食には疎いので、支障はなかった。

そして、22時。ようやく本を閉じた私は、日記帳に本の感想や今日の出来事を綴り、図書スペースの明かりを消して、自室に向かう。私は日中に自室に篭ることは無く、寝るためだけの部屋、もしくは私物の保管庫のようになっている。私は何より、図書スペースが好きだから。

そしてまた、明日を迎える。